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魅力に気づく

  • 執筆者の写真: おでん
    おでん
  • 2022年3月22日
  • 読了時間: 2分

お久しぶりです。四回生のおでんです!

四年間の大学生活はあっという間で、気づいたら卒業を控えています。


一回生のとき能楽部を選んだ理由は、伝統芸能系の部活で、身体が動かせたらいいなと思ったからです。やり始めた当初は、スリ足の仕方や声の出し方がちっともわからず「これは……無理では!?」と絶望しました。始めて半年くらいの時、能を鑑賞したら何を言っているかわかるようになっていて、それをきっかけに楽しくなりました。


能をはじめて一番よかったことは能鑑賞の楽しみができたことです。詞章を聞き取れる、舞の動作がわかる、囃子の盛り上がりがわかる。すると能楽師のとんでもない集中が伝わります。ゆっくりした動作や静止の難しさ、声を出すエネルギー、そういうものを感じて前のめりになります。見ている方も自然に舞台へ集中していき、能楽師が女や鬼や神そのものに見えるようになります。


私にとっては、詞章の美しさと謡の節と囃子のコラボレーションを音楽として聞けるようになったことが一番嬉しかったです。話のクライマックスと音の盛り上がりがかみ合うと興奮するし、謡が切れて囃子だけ残った時の荘厳さに気圧される感覚があります。能楽堂の一席に座り、響いている音や気合を聞くのが心地よくて、疲れが回復される気がします。


詞章が情景描写、心情描写、古歌の引用と層を重ねながら物語の広がりを作る様は非常に見事で、感嘆します。こういう良さがわかるようになったこと、人に伝えられるようになったこと、それが四年間能楽部にいた大きな収穫だなと思います。


たくさんの人にこの魅力が届くにはどうしたらいいか、それを考えているうちにもう卒業です。考え続けたいと思います。


 
 
 

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